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I理論用語辞典
●あ行
【相性】=血の相性 父と母が、ともにすぐれ競走成績を残していたり、良血の評判が高かったとしても、その両親から必ずしも優秀な仔が誕生するとは限らない。競走馬の競走能力の遺伝は、「父の血統と母の血統に共通して存在する祖先(=クロス馬)によってのみ行われる」ということがI理論の基本構造。その意味から、配合においては、父の血統と母の血統が、相互に補完・増強する関係になることが望ましい。その程度・度合いを「血の相性」という。当然、相性のよい両親の間から優秀な仔が生まれ、いかに知名度が高くとも、相性の悪い両親からは優駿は望めない。
【I理論】五十嵐良治氏が創案・開発したクロス馬分析をベースにした血統理論。サラブレッドの競走能力の遺伝の法則を解明した。「I」は「五十嵐」のイニシャル。
【穴】=弱点・欠陥 9代血統表の5代目の位置には32頭の祖先がいるが、そのそれぞれの血統を6〜9代まだたどって、クロス馬がまったく存在しない(=欠陥)か、9代にならなければクロス馬ができない(=弱点)ような場合、血統中に「穴」が生じたという。影響力の強い箇所に発生した「穴」の存在は、競走能力の遺伝に対して、マイナスに作用する。
【アメリカ系】ヨーロッパからアメリカに渡って発展した血の系統。Man o'War−Fair Play、Blue Larkspur〜Black Toney、Ultimus−Commandoなど。
【異系交配】近親交配の対語。必ずしも明確な定義があるわけではないが、I理論では、父母双方の血統の5代以内に、同一の祖先がまったく存在しない配合を異系交配という。5代以内に同一の祖先(近親クロス)が存在しても、それが単一クロスで影響力が弱い場合には、実質上は異系交配とみなす。それに対して、5代以内にまったく近親クロスが存在しない場合を完全異系交配という。
【位置】クロス馬が、遺伝効果を有効に発揮するためには、父母双方のほぼ同じ世代に存在することが望ましい。すなわち、Nearcoの血が父方6代の位置にあるならば、母方でも5〜7代あたりの位置にあることが、能力を確実に子孫に伝えるために必要な構造。
【遺伝行為】I理論の基本スタンスは、「サラブレッドの競走能力の遺伝は、父の血統と母の血統にそれぞれ存在する同一の祖先によってのみ行われる。したがって、これらの同一の祖先こそ、サラブレッドの競走能力を伝える遺伝因子なのである」というもの。したがって、遺伝行為とは、「父母双方に共通の祖先」であるクロス馬が、両者の血統を結びつけ、子孫にその競走能力を伝達することを意味する。
【遺伝効果】サラブレッドの競走能力を伝える唯一の遺伝因子であるクロス馬が、どの程度その遺伝の効力を子孫に伝えているかの度合い。
【Vaguely Noble−Alleged型】影響度バランスの8つのパターンの一つで、父方の祖父母と、母方の祖父母の影響力が、ほぼ均衡している血統構成。世界の名馬の中でも多く見られる型。
【影響度バランス】血統表中で2代目に位置する4頭の祖先(祖父母)を基準にして、それぞれが、それ以前の祖先(クロス馬)たちからどの程度の遺伝的影響力を受けているかを、6代以内のクロス馬の評価点によって算出した数値が影響度数字。名馬になるためには、この4つの数値が一定のバランスを保った型を示す必要がある。分類すると、名馬のそれは8つのパターンに整理される。
●か行
【開花】遺伝によって伝えられた競走能力は、あくまでも潜在的な素質にすぎない。それを顕在化し、現実のレースで発揮して良績に結びつけるには、トレーニングによって、素質を開花させる必要がある。いくら潜在能力が高くとも、開花に失敗すれば宝の持ち腐れとなる。
【かくし味】影響度数字に換算されるような強い影響力を発揮していなくとも、その血がクロスし、開花することで、スピードやスタミナに一味加わるような祖先。たとえば、スピードのOrby、Bachelor's
Double、スタミナのHurry Onなど。
【数】9代までの血統中に存在するクロス馬の総数。とくにどれだけなければならないということはないが、基本的には、5代に位置する祖先の6〜9代の間に、1〜4個のクロス馬があることが必要。そうでない場合には、血統中に弱点や欠陥を生じてマイナス要因になる。血統中に穴を生じないだけの数を確保し、必要にして十分な数だけあることが理想。
【硬い芝】日本の馬場の特殊性で、土質が硬く、芝も短い。ヨーロッパなどの深い芝、柔らかい芝に比べて、馬場が軽く、スピードも出やすい。そのために、スタミナ要求度が低くなり、血の淘汰においてもスタミナの血が消滅し、スピード偏重になりつつある。また、硬い芝は、競走馬への衝撃・負担も大きくなり、事故や故障の原因にもなりやすい。
【基礎構造】=土台構造
【決め手】勝負どころで発揮できるするどい切れ味のあるスピード。瞬発力。Tetratemaの血の効果などが代表的。
【9代分析表】9代前の祖先までたどって、その名を書き出し、さらに父母双方に共通して存在するクロス馬をチェックした分析表。I理論独自の血統分析フィールド。
【距離適性】その馬本来の競走能力でカバーできるレース距離。距離適性は、基本的には、スタミナ勢力とスピード勢力のバランスによって規定されるが、弱点・欠陥の存在や、血の結合なども、距離に対する適応性に影響してくる。
【近親交配】異系交配の対語。父母双方の5代以内の血統中に、同一の祖先が存在する配合形態。インブリードといういいかたもあるが、I理論では「近親クロス」と称する。父方3代目と母方4代目にHyperionが存在する場合には、「Hyperionの3×4のクロス」といういいかたをする。近親交配は、クロスする祖先の能力を強調・固定させるという意図で、配合に用いられるが、逆にマイナス面を強調させる危険性もある。また、あまり近親度の強い配合を行なったり、何代にも渡って近親交配を重ねたりすると、気性難や、馬体の変形・矮小化、受胎率の低下などの弊害を招くともいう。
【Grundy型】影響度バランスの8パターンの一つで、父方、あるいは母方のどちらかの影響力が支配的な型。世界の名馬の中では、あまり多くはない。
【クロス】=クロス馬 父方の血統内と、母方の血統内に共通して存在する祖先。I理論では、このクロス馬が「サラブレッドの競走能力を伝える唯一の遺伝因子」と規定している。また、I理論では、クロス馬を指定する独自のルールを定めているほか、「系列ぐるみ」、「中間断絶」、「単一」など、クロス馬の種類も分類し、きめ細かな分析を実現している。
【クロス効果】=遺伝効果 正しくは、「クロス馬による遺伝効果」。
【クロス馬マーク】9代血統表中の馬名の前に記されている記号で、どの位置にどのようなクロスが存在するかを一目でわかるようにしたもの。I理論独自の工夫。Hyperionの★、The
Tetrarchの○のように、I理論では、ほぼ固定的に同じマークが使用される。
【傾向】たとえば、父方の血統と母方の血統が、同じ血を主導勢力や、キーホースにしている場合、両者は「血の傾向が合っている」という。「相性がよい」ということに近い。逆の場合は、「血の傾向が異なる」といい、マイナス要素が強くなる。
【系列ぐるみ】クロスの形態の一つ。たとえば、Nearco−Pharos−Phalaris−Polymelus−Cylleneと続く系統のすべてが、連続したクロスになるような場合を、「系列ぐるみのクロス」といい、遺伝効果は増強される。
【欠陥】血統中に生じた「穴」の一種で、5代目に位置する祖先の血統を、6〜9代までたどったとき、1頭もクロス馬ができない状態を欠陥という。欠陥の存在は、その馬の競走能力にマイナスの作用をする。また、欠陥はその生じた場所や、近親交配・異系交配の違い、あるいは血の結合度の違いなどによって、マイナス効果に差が出てくる。
【結合】=結合度 血統内で遺伝的影響力を発揮するクロス馬は、相互に他のクロス馬を通じて結合し、全体が一体化・統合化していることが望ましい。血の結合が弱いと、競走能力にマイナスに作用し、反応が鈍い、成長力が乏しい、底力に欠けるなどの短所につながる。
【血統構成】血の仕組み。どんな遺伝因子(クロス馬)が、どこの位置にあり、それらが相互にどう関連し、子孫の競走能力にどう影響しているか。その仕組みが理にかなったものが「良血馬」であり、すぐれた競走能力を発揮する可能性も高い。I理論は、遺伝因子としてのクロス馬に着目して、血統構成の構造を解明した。
●さ行
【Sassafras型】影響度バランスの8パターンの一つ。祖父母4頭のうち、1頭の影響度がとくに強く、他の3頭がほぼ均衡している近親交配馬。世界の名馬の中では主流のパターンの一つ。
【質】クロス馬は、「競走能力を伝える唯一の遺伝因子」だが、優秀な産駒をつくるためには、クロス馬自身の質が高いことが必要。とくに主導勢力となる血(祖先)は、血統構成がすぐれ、しかも優秀な競走成績を残した馬であるほどよい。Ribot、Hyperion、Nearcoなどは、それ自身が名血の条件をクリアーする血統構成のもち主である。
【実質上の異系交配】父母双方の5代以内に共通の祖先(近親クロス)があっても、それが単一クロスや中間断絶クロスで影響力が弱く、本格的な系列ぐるみのクロスは6代以降に存在する場合には、形は近親交配でも、遺伝効果の面では異系交配とみなす。これを、完全異系交配(5代以内にまったくクロス馬がない場合)に対して、実質上の異系交配という。I理論独自の見解。
【弱点】血統中に生じた「穴」の一種で、5代目の祖先を基準にして見た場合、6〜8代の位置にクロス馬がなく、9代になって初めてクロス馬ができた状態。9代になってもまったくクロス馬がない「欠陥」ほどダメージは大きくないが、マイナス材料であることに変わりはない。欠陥と同様、それが生じた場所の影響度の強さや、異系交配・近親交配の違い、血の結合度の違いなどによって、マイナス効果の程度が異なってくる。複数の弱点の存在は、欠陥と同様のマイナス要因にもなる。
【主導勢力】血統中で影響力を発揮するクロス馬には、全体を統合し、リードする血が必要。そのリーダー役を担うのが主導勢力。主導勢力は、その位置する世代(近い世代ほど影響力が強い)や、存在する数(多いほど遺伝効果が確実)、あるいはクロスの形態(系列ぐるみ・中間断絶・単一)などによって、判定する。主導勢力は、種類が少なくシンプルで、位置・数からその存在が明確、なおかつ他のクロス馬と結合を果たして、リーダーシップを発揮しやすい状態であることが望ましい。
【種類】血統中に存在するクロス馬の種類は、少ないほうが、仕上がりやすく、反応も早い。逆に種類が多くなると、開花に手間どり、反応も鈍くなる。かつての名馬はRibotのように、種類が20台の馬もいたが、現代は、種牡馬の数が増えたことで、クロス馬の種類も多くなり、40台なら少ないほうで、70を超える馬も少なくない。平均は60前後。
【スタミナ】競走能力の持続するエネルギー。スピードを炎とすれば、スタミナは燃料。血統内で、どれだけスタミナ系の血(祖先)が生きているかで、スタミナ勢力の大小が決まる。
【スピード】競走能力の瞬発力のエネルギー。血統内では、どれだけスピード系の血が有効に生きているか(クロスとなり、他の血と結合を果たしているか)によって、スピード勢力の大小が決まる。しかも、つねにスタミナ勢力とセットになっていることが必要。
【Three Troikas型】影響度バランスの8つのパターンのうちの一つ。祖父母4頭のうち1頭だけの影響度がとくに低く、他の3頭の影響度がほぼ均衡している型。世界の名馬の中では少数派。
【成長力】早熟型とは逆に、サラブレッドの競走能力が充実してくる3歳秋以降になって真価を発揮する力。血の結合がよく、スタミナの核をもち、弱点・欠陥がないことなどが、成長力を発揮するための必要事項。そうした要件を備えながら、なおかつそれを実現させる人間の努力(育成・鍛練)も不可欠の要素。
【全兄弟・姉妹】父と母が同じ兄弟・姉妹は、全兄弟・姉妹と称し、I理論では同一馬・同血馬として扱い、したがって、全兄弟・姉妹間ではクロスも成立する。また、能力も同等と見なす。解説文中で、以下のように=で結ばれている馬名は全兄弟・姉妹を表す。代表的な全兄弟は、Fairway=Pharos、Sir
Gallahad=Bull Dog、Sickle=Pharamondなど。
【世代】=位置 父、祖父、3代父、あるいは母、祖母、3代母など、血統のタテ系列の位置づけ。I理論では2〜9代までのクロス馬を分析対象とするが、世代が近いほど遺伝の影響力が強く、遠くなるほど影響力は弱まる。
【世代ズレ】父の血統に含まれている血と、母の血統に含まれている血の世代が、合致せずズレていること。正常な遺伝効果を期待する上で、世代ズレは好ましくない。かりに、Blandfordの血が父方には4代目、母方では7代目にあったとすると、両者の間は2代以上開くので、遺伝効果はないか、あっても極めて少ないと判断し、クロス馬の扱いにしない。
【前面】近い世代。「スピードの血が前面でクロスしている」というような場合は、スピード系の祖先が、5代以内でクロスになっているようなケースをさす。
【早熟タイプ】=早熟スピードタイプ 2歳〜3歳前半頃までは活躍するが、3歳秋以降はパッタリと成長が止まるタイプ。血統構成上の特徴としては、前面でクロスしたスピード系の血(Nasrullahなど)を主導とし、弱点・欠陥をかかえながら、クロス馬の種類・数の少なさで、仕上がり早の構造をもつ。スタミナの核をもたないケースが多い。
【底力】モロさの逆で、勝負強さ、粘り強さ。大レースで、強敵相手のレースで発揮される強さ。血統中に欠陥をかかえたり、スタミナの核を欠いたり、血の結合が不十分な場合には、底力が乏しくなる。血の質、成長力とも関連が深い。
【祖父母4頭】血統表中2代目に位置する父の父、父の母、母の父(=BMS)、母の母の4頭を指す。影響度数字を算出する基準となり、この4頭について出した数値が影響度バランス。
●た行
【単一】=単一クロス 例えばNearcoがクロスになった場合でも、その父のPharos、祖父のPhalarisがクロスにならず、曾祖父Polymelusからまたクロスになるような場合(すなわち間が2代以上開いた場合)、これをNearcoの単一クロスという。遺伝効果としては、系列ぐるみのクロス、中間断絶のクロスよりも弱い。ただし、影響力は弱いが、血のまとめ役として、また「呼び水」の役割を果たして、有効に機能することはある。3×3や3×4の近親単一クロスをもちながら成功するパターンに多い。
【Tantieme−Caracalla型】影響度バランスの8パターンの一つ。影響度の評価点がすべて低い簡潔な異系交配馬の型。世界の名馬に多いパターンの一つ。どちらかというと晩成型の馬が多いことも特徴。
【血の流れ】Hyperionの系統と、Mahmoudの系統のように、近い世代にGainsboroughの血を共通してもっているような場合、「血の流れが合っている」という。「相性がよい」ということとほぼ同義。
【中間断絶】=途中断絶 たとえば、Nearco−Pharos−Phalaris−Polymelus−Cylleneと続く血統中で、どこか一つがクロスにならず(系列ぐるみのクロスにならず)、途切れた形。遺伝効果としては、系列ぐるみよりも弱いが、単一クロスよりは強い。
【同血馬】=同一馬 同じ血で構成された馬同士は同血馬として、血統構成上は同一馬として扱う。全兄弟・姉妹は当然同血馬になるが、他に、父が同じで母同士が全姉妹というような馬も、同血馬となる。
【土台構造】=基礎構造 8〜9代の位置で、同一の血が全血統に渡って多数散在して、全体の血を統一する役割を果たす血統構成上の構造。現代でこの役割を果たす代表的な血はSt.Simon−Galopin、Bay
Ronald−Hampton、Bona Vista−Bend Orなど。しかし、近年、これらの血が10代以降に後退し、消え去る血統構成の馬も出現しつつある。
●な行
【Nijinsky型】影響度バランスの8つのパターンの一つで、父方の祖父母のどちらか一方と、母方の祖父母のどちから一方の影響力が強い型。世界の名馬の中では、多数派とはいえないパターン。
【ニックス】=ブラッド・ニックス ある特定の種牡馬と、別の特定の種牡馬産駒の牝馬を交配して、優秀な産駒が得られる確率が高い場合には、両馬の間には「ニックスがある」、あるいは「ニックスがよい」といった表現をする。「血の相性のよい交配」を意味し、一般には、種牡馬とBMS(母の父)との組み合わせで使われる。比較的わかりやすいので、近親交配と並んで、現在でもよく使われる配合手法。
【日本的名血】=日本バージョン 日本の特殊事情のもとで淘汰され、多く残された血。日本の馬場だけで通用する血統構成。硬く軽い芝に通用するスピードの血は豊富だが、上質なスタミナの核が不足した「軽いスピード馬」のタイプ。ヒンドスタン、テスコボーイ、パーソロン、ノーザンテーストなど、日本だけに通用する名種牡馬の産駒を指す場合も。
【日本向適性】=日本適性 硬い、軽い馬場に適応するスピード系の血として、Nasrullah、Mumtaz Mahal、Tetratema、The
Tetrarchなどを生かしたパターン。仕上がり早で、ダートもそこそここなせる。スタミナの核を欠くため、海外の深い芝でのレースでは、スタミナ不足に悩む。いわゆる「奥のない血」。
【能力転換】=能力変換 実際のNasrullahの競走能力と、子孫の血統中に登場したNasrullahのそれとは、異なるということ。あるいは、同じHyperionのクロスでも、Alibhai(スタミナ系)の父として登場する場合と、Abernant(スピード系)の父として登場する場合では、その能力が異なるという場合に使う場合もある。
●は行
【配合】交配によって、父の血統と母の血統を組み合わせることで、新たな血統構成・競走能力を持つ産駒をつくること。I理論は、配合において、父と母の血統に共通して存在する祖先(クロス馬)が、その産駒の競走能力を規定する遺伝因子であることを解明した。
【配置】位置が主に世代を表すのに対し、配置は父母双方の横の広がりを意味する。たとえば、主導勢力の系統は、祖父母4頭のそれぞれの血統中に存在することが望ましいが、父の父と母の母の中だけにしか存在しないような場合、「配置が不完全」というような表現をする。
【BMS】ブルードメアサイアー 母の父。
【評価ランク】I理論で評価した血統構成、ひいては競走能力の優劣のランク。現状では、3A・2A・1A・3B・2B・1B・Cの7段階評価をしている。
●ま行
【Match III型】影響度バランスの8パターンの一つ。祖父母4頭の影響度がすべて極端に低い型。世界的な名馬には、あまり多くないパターン。
【名血の8条件】クロス馬をチェックするポイントで、1)主導勢力、2)位置・配置、3)結合度、4)弱点・欠陥、5)影響度バランス、6)種類・数、7)質・傾向、8)スピード・スタミナの8項目。これらすべての項目をクリアーできもば、すぐれた血統構成(=名血)と判断できる。
●や行
【ヨーロッパ系】競馬発祥国のイギリスを中心に、伝統国のフランス、イタリアなどで継承され、発展してきた血統。アメリカ、オセアニア、日本などは、もともとはすべてヨーロッパ系の血を輸入することで競馬を成立させてきた。ただし、1970年代から、アメリカ系の血がヨーロッパに逆輸入されたり、近年は日本でもアメリカ系の血が主流になりつつある。
【呼び水】3×3とか、3×4などの近い世代で単一クロスをつくり、その中に含まれた血を、全血統中に散在させることで、血をまとめる形態。その近親クロスが反応すると、そこに含まれる血が動きだし、さらに全血統中の血が反応するという意味で、「呼び水」的な機能を果たすと考えられる。
●ら行
【Ribot−Sea Bird型】影響度バランスの8パターンの一つで、祖父母4頭のうち1頭だけの影響がとくに強く、他の3頭の影響力がほぼ均衡している形態。同じパターンでも、Sassafras型が近親交配なのに対し、このRibot−Sea
Bird型は異系交配の場合。世界の名馬の中で、主力パターンの一つ。
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